2009年6月9日火曜日

カンボジアのセサンでベトナムが水力開発

カンボジアのセサンでベトナムが水力開発
HPは下記ドメインです。YouTube動画,写真地図など見て下さい。
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/

中国が,インターネットの特定サイト接続遮断のソフト搭載義務を検討していると言う(注)。その様なことが出来るのだろうか。物理的に特定のサイトを遮断することはパソコン側で出来るであろうが,時々刻々,サイトも動いている状態で難しいだろう。キーワード方式とすれば,如何にも不便なパソコンが出来上がりそうだ。思想面での逆行が目立つ中国だが,今日の話題のカンボジアでも,フンセン首相は強硬な手段を執っている。

カンボジアの西部は,中国企業が入ってダム開発を進めているが,これに国際環境グループに混ぜ返されたのでは,フンセン首相の面目が立たないと言うことか,NGOを規制する決断をしたのは,つい最近である。日本の資金や世界銀行の資金ではそうは行かないが,中国資金やベトナム資金でダムを建設する分には,このフンセン首相の決断も通用しそうだ。

中国は,カンボジア西部のダム開発には手を出すが,東部,特に上流がベトナムに達する河川については,殆ど手を付けていない。ベトナムとしては,この地域のダム開発を放置しておく訳にはいかないのだろう。セサン川の最下流,スレポック川との合流点から15km下流にダムを建設,480MWを発電する,総事業費662百万ドル,セサン下流第2水力プロジェクトを,2010年にも着工し,2015年頃運転開始にこぎ着けるという。

私は,中国がカンボジアのシハヌークビルの港からラオスへ経由して雲南省に至るエネルギールートを,その考え方の根底には持っていると思うが,今のところ,カンボジアそのものへの進出は激しくても,カンボジアとラオスの国境を標的にした中国プロジェクトは動いていないと思う。その点で,セサン下流まで降りてきたベトナムの開発陣は,その中国の意図に楔を打ち込んだように思える。

今日の記事でも,カンボジア政府のブナリットさんのコメントも出てきているが,カンボジアは大いにこの中国とベトナムのバランスを有効に使うべきだと思う。我々の庭のように仕事をさせてくれたカンボジアのエネルギー官僚達であるが,今や,中国,タイ,ベトナムと囲まれて,彼等にも熟練したエネルギー外交の手腕が必要になってきている。カンボジアのガスもこれからの地域の大きな問題だ。

(注) http://www.chosunonline.com/news/20090609000025

本文

●カンボジアのセサン水力で地元住民などが反対運動

The Lower Sesan 2 hydropower dam is to begin construction in 2010, but a new report and community video highlight its potentially deleterious effects on local communities. GROUND has not yet been broken on the Lower Sesan 2 dam - Cambodia's largest planned hydropower project - but already the dam is casting a shadow upstream and downstream from the proposed site, with villagers claiming they will face social and environmental upheaval as a result of the project.

カンボジアの西部では,中国企業による水力開発が進んでおり,フンセン首相も,国際環境グループの入国は許さない,と開発に本腰を入れてきている。長い間,プノンペンのディーゼル発電による高い電気料に泣いてきたカンボジアにも,電力の全国展開と電気料金の正常化へ,道が付きつつある,と思って見ているが,問題は,メコン本流の含めたカンボジア東部の大河川の開発である。

さすがに,中国企業はこのベトナム国境付近の川までは進出していないようであるが,果たしてベトナムだけの協力で,セサン川の開発が出来るのであろうか,と懸念してきた。今日の記事によると,ベトナムのEVNが開発の主体で活躍しているようで,その下でPC1が調査を行っているようだ。記事によると,セサン下流第2ダム(注6)は,2010年にも着工の報告で進んでいる。

セサン下流第2ダム(注6)のプロジェクトは,ダム位置がスタントレン県(注8)のセサン地区(注9)のセサン川(注16)に計画されており,スレポック川(注15)とセサン川(注16)の合流点の下流,15kmの位置にある。最大出力は480MW,事業費は,662百万ドルである。ちょっと大袈裟だが,漁業の影響を受ける人口は7,8000人,影響を受ける森林は365kmとある。水没移住は,5~7村落とされている。

全体の記事の書き方から見ると,EVNによる開発で,大きくベトナムへの送電を見込んだものであろう,カンボジア政府の姿勢は,ベトナム任せ,という感じである。EVNの副総裁(注24)はこの段階でのコメントを断っており,カンボジアのメコン河国内委員会(注25)は,完全な環境調査を要請しているとし,ブンナリット本省次官補(注26)は,ベトナムのPC1(注27)が,現在環境調査を行っている,と話している。

環境グループでは,IRのミドルトン氏(注24)の発言があり,地元住民が生活状態を撮影した20分のビデオを,ベトナム大使館や,カンボジア政府に上げて,完全な調査と情報公開,公正な補償を要求する行動を行っているようだ。

(注)A (1) 090609A Cambodia, phnompenhpost,(2) title: Villagers, activists criticise Sesan hydropower project,(3) http://www.phnompenhpost.com/index.php/2009060826335/National-news/Villagers-activists-criticise-Sesan-hydropower-project.html,(4) Written by Sam Rith and Sebastian Strangio,Monday, 08 June 2009,(5) Photo by: DANIEL LANCTOT,(6) 480MW Lower Sesan 2 hydropower dam,(7) Sesan River,(8) Stung Treng province,(9) Sesan district,(10) Ratanakkiri,(11) Sre Kor village,(12) Vietnamese Embassy in Phnom Penh,(13) Kbal Romeas village,(14) Rivers Coalition in Cambodia,(15) Srepok river,(16) Sesan river,(17) Mekong River Basin,(18) Tonle Sap Lake,(19) Vietnam's Mekong Delta,(20) Tep Bunnarith, executive director of the Culture and Environment Preservation Association,(21) 720-megawatt Yali Falls dam,(22) Gia Lai province,(23) EVN,(24) Carl Middleton, Mekong Program Coordinator of International Rivers,(24) EVN Vice President Lam Du Son,(25) Pich Dun, secretary general of the Cambodia National Mekong Committee,(26) Bun Narith, deputy general director of the Department of Energy at the Ministry of Industry, Mines and Energy,(27) Power Engineering Consulting Joint-Stock Company 1,(28) RCC report,(29) Environmental Management Plan,(30) photo source: http://birdlifeindochina.org/birdlife/report_pdfs/Babbler%2026.pdf,(31)

今日の参考資料

●090609A Cambodia, phnompenhpost
カンボジアのセサン水力で地元住民などが反対運動
Villagers, activists criticise Sesan hydropower project
http://my.reset.jp/adachihayao/index090609A.htm
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2009060826335/National-news/Villagers-activists-criticise-Sesan-hydropower-project.html

最近の関連資料

●080918B Cambodia, insurancenewsnet
カンボジア,7つの水力開発のため,1.14 billion ドル必要
Cambodia needs 1.14 bln USD to develop 7 hydropower projects
http://insurancenewsnet.com/article.asp?n=1&neID=20080916375.4_23930029057986ca
●080814C China, xinhuanet
中国企業,カンボジアのダムの可能性調査を実施へ
Chinese company to conduct feasibility study on dams in Cambodia
http://news.xinhuanet.com/english/2008-08/14/content_9289139.htm
●080323E Cambodia,
水力開発で政府は沸き立っているが,NGOなど環境を懸念
DEVELOPMENT-CAMBODIA: Bowing to Regional Hydropower Demands
http://www.ipsnews.net/news.asp?idnews=41678
●080130H Cambodia, The Nation
カンボジア最大の水力開発,住民に大きな脅威
Cambodia's biggest hydropower dams serious threats to people
http://nationmultimedia.com/2008/01/28/regional/regional_30063685.php

●海外関連連携ショップ
****************************************
楽天トラベル
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ec1bdf.dd6f0239.09ec1be0.045ab5f0/
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/
安心電脳倶楽部
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee31d6.05c86c0b.09ee31d7.57c47431/
Joshin web 家電とPCの大型専門店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee33ec.e3cc8613.09ee33ed.45a6abaa/
パソコンGPSショップ GPS販売の老舗、豊富な品揃えでお応えします。
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee3291.b7e0be95.09ee3292.951b7421/
****************************************

2009年6月8日月曜日

パキスタンはインド水問題で原爆を示唆

パキスタンはインド水問題で原爆を示唆
HPは下記ドメインです。YouTube動画,写真地図など見て下さい。
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/

北朝鮮の核問題が緊張している。韓国がミサイル基地を攻撃,米国はテロ国家再指定も,などの文字が躍っている。北朝鮮の核容認は米国としても放置するわけには行かない,との思いなのだろう。でも,何が起こっても,北朝鮮は核は放棄しないだろう。パキスタンの核をどうするのか,イスラム過激派とのパキスタン内部の紛争で,その管理も危ぶまれる状態である。

前のブット首相も,パキスタンの核がどうなっているのか,知らされていなかったという。ムシャラフ大統領在任中は,米国もある程度は安心していただろうが,タリバン情勢も含めて,パキスタンの治安は格段に悪くなってきた。パキスタンの核は,インドとの対抗上,元々中国が与えたものだ,と書いてある記事もあるが,もしパキスタンの軍部が,タリバン討伐で一枚にならなければ,核拡散の危険を孕んでいるという。

今日の記事の中で,モスレムの政治団と思われるが,その総裁が演説の中で,インダス上流のニールム川のインドのプロジェクト,キシャンガンガ水力をインドが推進するならば,核使用の場面が考えられる,それほど水はパキスタンに取り重要で,特にニールム川はパキスタンの頸動脈みたいなもので,それをガンジス水系に分流されることは,パキスタンの砂漠化を招く,と危機感を露わにしている。インドの工事はどんどん進んでいる。

日中間の閣僚級によるハイレベル経済対話が東京で進んでいる(注1)。アジア途上国支援で協力する,との項目が入っているが,国際協力銀行(JBIC)と中国輸出入銀行が,インフラ整備を受注する日中の企業に輸出信用を供与し,援助国の企業に対しては融資する,と書かれており,単なる題目でなく,2つの銀行が協力するケースが実際に出てくると,どの様な場面なのか,大いに関心がある。

今の日本の問題としては,1998年を思い出す官民の協力が進んでいる(注2)。この記事の中に出てくる上水道事業について,日本の国内に何らかの動きが出てきたことが感じられる。東南アジアの上水道の民営化に伴って,日本は遅れており,欧州勢などに先を譲っている。日本の場合は,実際に技術を持っているのは地方自治体であり,これからの海外進出に,一工夫が求められている。

(注1) http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200906080059a.nwc
(注2) http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200906080040a.nwc

本文

●パキスタンのモスレム代表がインドの水問題で原爆戦争になりかねない

The water dispute between India and Pakistan could trigger a nuclear war between both countries, Nazria Pakistan Trust Chairman Majid Nizami has said. Addressing delegates at the foundation stone laying ceremony of Aiwan-e-Quaid-e-Azam at Johar Town, Nizami blamed India for cutting off important water supply routes to Pakistan by constructing dams on rivers in Kashmir.

パキスタンのこの,「ナズリア・パキスタン・トラスト」,NNPT(注5)と言うのがどの様な団体なのか,よく分からないが,少し過激なイスラムを代表する団体なのだろう,と想像できる。改めて,インドとパキスタンのインダス河の水問題で,原子爆弾を持ち出す過激な発言である。このNNPTのニザミ総裁(注5)は,カシミール(注7)でのインドによる水源カットは,原爆戦争の引き金になる,とある地鎮祭(注6)の演説で,叫んだ。

ニザミ総裁(注5)によると,カシミールはパキスタンの頸動脈であり,神がその開発を許していない,このままでは,10年から15年先には,砂漠になってしまう,原爆を使うとい意志を明確にすべきだ,と。また,パキスタンの原爆管理に疑問を投げかけている,米国,インド,イスラエルは,まさにパキスタンに対する三国同盟であると。

パキスタンは,ニールム川に於けるインドのキシャンガンガ水力(注9)の建設に反対してきた。パキスタンに言わせると,キシャンガンガ水力(注9)は,1960年のインダス水条約(注11)違反で,完成後は,27%の水が失われると。下流ではパキスタンによる,16億ドル,969MWのニールム-ジェルム水力(注12)が推進中でリ,コンプロジェクトは成り立たなくなると。

このインドのキシャンガンガ水力(注9)は,ニールム川(注10)の水を,22kmのトンネルで,ジャム・カシミール(注14)のウラー湖(注13)に分流する計画で,22kmのトンネル工事は,殆ど完成している。

(注)A (1) 090608A Pakistan, sindhtoday,(2) title: Indo-Pak water dispute could trigger a nuclear war Nizami,(3) http://www.sindhtoday.net/news/1/18372.htm,(4) June 7th, 2009 SindhToday,Lahore, Jun.7 (ANI),(5) Nazria Pakistan Trust Chairman Majid Nizami,(6) Aiwan-e-Quaid-e-Azam at Johar Town,(7) Kashmir,(8) nuclear assets,(9) Kishanganga hydropower project,(10) Neelum river, (11) 1960 Indus Waters Treaty,(12) Neelum-Jehlum hydropower project,(13) Wullar Lake,(14) Jammu and Kashmir,(15)

今日の参考資料

●090608A Pakistan, sindhtoday
パキスタンのモスレム代表がインドの水問題で原爆戦争になりかねない
Indo-Pak water dispute could trigger a nuclear war Nizami
http://my.reset.jp/adachihayao/index090608A.htm
http://www.sindhtoday.net/news/1/18372.htm

最近の関連資料

●090510C Pakistan, nation.com
パキスタンはインドのインダス上流開発で世界銀行に訴え
Pakistan to take up water issue with WB
http://my.reset.jp/adachihayao/index090510C.htm
●090428C Pakistan, dailytimes
パキスタンのニールムジェルム水力にIDBが融資へ
Pakistan, IDB likely to finalise 3-year financial package worth $577m
http://my.reset.jp/adachihayao/index090428C.htm
●090418B Pakistan, greaterkashmir
パキスタンはジェルム川の分水問題で国際調停へ
Pak to move ICA against Jhelum diversion
http://my.reset.jp/adachihayao/index090418B.htm
●081213B Pakistan, pakobserver
ニールムジェールム水力,中東から775百万ドル
Neelum-Jhelum project Kuwait, S Arabia, Abu Dhabi ensure $ 775m funding
http://my.reset.jp/adachihayao/index081213B.htm
●090210B India, thenews
インド,インダス上流のカシミール,3ダム着工へ
India constructing three dams in held Kashmir
http://my.reset.jp/adachihayao/index090210B.htm
●081227A India, dailytimes
インドの閣議,キシャンガンガ水力,承認,パキスタン紙
Indian cabinet okays Kishanganga project
http://my.reset.jp/adachihayao/index081227A.htm

●海外関連連携ショップ
****************************************
楽天トラベル
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ec1bdf.dd6f0239.09ec1be0.045ab5f0/
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/
安心電脳倶楽部
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee31d6.05c86c0b.09ee31d7.57c47431/
Joshin web 家電とPCの大型専門店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee33ec.e3cc8613.09ee33ed.45a6abaa/
パソコンGPSショップ GPS販売の老舗、豊富な品揃えでお応えします。
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee3291.b7e0be95.09ee3292.951b7421/
****************************************

2009年6月7日日曜日

ネパールの政治混乱とインド企業の動き

ネパールの政治混乱とインド企業の動き
HPは下記ドメインです。YouTube動画,写真地図など見て下さい。
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/

ネパールの政治情勢は17時間前の報道である(注1)。首相を辞任してマオイストの首領に戻ったプラチャンダーは,当初,政治の舞台には残る,と宣言している。新しい首相に指名されたマダブ・ネパール首相は,懸命に組閣に取り組んでいるが,どうも思うようにいかないようだ。私は,ネパールの政治の問題はただ一つ,マオイストの武装グループ約2万人をどうするか,これしかないと思う。

マオイストは,首都カトマンズでのデモを激化させ,全国の幹線道路を封鎖する行為に出ている。ネパールは全く元の木阿弥ではないか。どうして大統領は参謀総長人事に口を出したのだろう,その結果がこうなると言うことは,外から見ている我々だって,容易に推測が付く。ネパールの将来や人類最後の戦いであるその水資源開発,など何も考えていない,ただ権力闘争だけだ。

マオイストの武装勢力が,まだ撤収されていない武器を再び取り上げて,地方に散開すれば,とても水力開発は無理である。既にインド企業は,開発のために位置に着いている。GMR(注10)は,300MWのアッパーカルナリ水力(注13),SJVN(注12)は,402MWのアルン第3水力(注14)を手がけ,L&T(注16)とLI(注17)は,オーストラリアのSMECと共に,750MWのウエストセティ水力(注15)を推進中である。

そこに新たに,ハイデラバード籍のPES(注5)が,カルナリ川(注8),110MWのプルコット・カルナリ水力(注7)の測量認可を得て,開発の糸口を付けた。また,ネパール西端の750MWのウエストセティ水力(注15)について,ADBが融資を容易にするために,社会環境などに関する専門家パネルの設置を決めて,動き出す気配が濃厚だ。その時に,マオイストが動き出すようでは,人類にとって誠に残念な情勢である。

中国は,太陽光発電は高いので機器生産輸出だけ,風力開発には力を入れる,と言ってきたが,今日の報道(注2)では,10兆円相当を投入して2020年には現在の8倍の容量の,100,000MWにする計画という。そこまで行くと,どの様にして不安定な出力を吸収して行くのか,系統上なかなか大変だと思う。そこまでの規模を考えるなら,揚水も有効かも知れない。温暖化ガス抑制の国際圧力への攻撃準備か。

一方でEUは,途上国への温暖化対策支援で,先進国は毎年13兆円の支出を強いられるだろうと試算している(注3)。今朝の朝日新聞では,2009年12月のコペンハーゲンで開く国連気候変動枠組み条約の第15回締約国会議(COP15)では,日本は,森林吸収と排出権獲得を除いて,1990年比7%で行くと決断したようだ。電力会社が頑張って原子力の稼働率を上げる努力で,殆どカバーできる範囲ではないか。

(注1) http://www.asahi.com/international/update/0606/TKY200906060176.html
(注2) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090607AT2M0503R06062009.html
(注3) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090607AT2M0600B06062009.html

本文

●ネパール西部の750MWウエストセティ水力でパネル設置

The government and the Asian Development Bank have established an “Independent Expert Group” for independent monitoring of the 750 MW West Seti Project. The group consists of local experts picked from social, environmental and hydropower fields.

昨年,2008年7月22日,ネパール国会が誰を首相に選出するか,毛派のプラチャンダーが首相になるかどうか,関心を持って見守っていた時期に,インドの開発男,ラメシュ副大臣が,この750MWのウエストセティ水力(注7)を念頭に,インドとネパールはウインウインの関係にしたいと発言して,ウエストセティ水力(注7)の進捗を促しているが,この時点では,ADB(注5)が支援するかどうか,心配されていた。

また,昨年,2008年9月10日の時点では,ネパール国会がインドへの電力輸出は憲法違反ではないか,と疑問を投げかけたのにタイして,最高裁判所が,水を売るわけではない,電気を売るのだ,と名裁判を行って,裁定している。このプロジェクトは,オーストラリアのSMEC(注)が進めているもので,住民の移住をともないことから,内外のNGOの間で議論が起きている。

今日の記事では,ネパール政府とADB(注5)が,社会,環境,水力の専門家グループIEG(注6)を組織して,現在問題となっている社会環境的諸問題に,独立の立場から評価を下そうとするもので,ADB(注5)が一歩前面に出てきた,と言うところか。専門家は3人で,パント博士他(注8~10),3人が指名されている。

(注)A (1) 090607A Nepal, myrepublica,(2) title: Experts for West Seti,(3) http://www.myrepublica.com/portal/index.php?action=news_details&news_id=5861,(4) REPUBLICA,Published on 2009-06-04 19:56:49,KATHMANDU, June 4,(5) Asian Development Bank (ADB),(6) Independent Expert Group,(7) 750 MW West Seti Project,(8) Dr Hemraj Pant,(9) Dr Haridatta Lekhak,(10) Kirtichnadra Thakur,(11) Snowy Mountaineering Engineering Project (SMEC),(12) Seti river,(13).

今日の参考資料

●090607A Nepal, myrepublica
ネパール西部の750MWウエストセティ水力でパネル設置
Experts for West Seti
http://my.reset.jp/adachihayao/index090607A.htm
http://www.myrepublica.com/portal/index.php?action=news_details&news_id=5861

最近の関連資料

●080910B Nepal, nepalnews
West Seti 水力,750MW,議会の3分の2承認は必要ない
‘No need for two-third majority in parliament on West Seti’
http://www.nepalnews.com/archive/2008/sep/sep10/news01.php
●080722A Nepal, steelguru
75万KW,ウエストセティ水力,いよいよ動くか
Global collaborations get Nepal hydel power project rolling
http://steelguru.com/news/index/2008/07/22/NTU2NTA%3D/Global_collaborations_get_Nepal_hydel_power_project_rolling.htm


●ネパールの水力開発にインド企業4番手が110MWプロジェクトに名乗り

Hyderabad-based PES Engineers has become the fourth Indian company to enter Nepal's hydropower sector, bagging the survey licence for a 110-MW project in remote Kalikot district. The 28-year-old company with an asset base of Rs.27.8 crore (Rs.278 million/$5.9 million) and specialisation in hydro-electric, thermal and nuclear plants has been given the nod to develop the Phulkot Karnali power project on the Karnali river.

ネパールの政治的混乱が続く中,勇敢にインド企業が,人類最後の戦い,ネパールの水力開発に更に参入してきた。インドのハイデラバード籍のPES(注5)が,カルナリ川(注8),110MWのプルコット・カルナリ水力(注7)の測量認可を得て,開発の糸口を付けた。PES(注5)は現在,ウッタランチャルの5億ルピー,ビラヒ・ガンガ水力(注9)を開発中である。

ネパール水資源省から認可を得たPES(注5)は,インド企業としてネパール水力参入は第3番目で,GMR(注10)は,300MWのアッパーカルナリ水力(注13),SJVN(注12)は,402MWのアルン第3水力(注14)を手がけ,L&T(注16)とLI(注17)は,オーストラリアのSMECと共に,750MWのウエストセティ水力(注15)を推進中である。

また他に,ビルワラ(注18)は,バジュハン地区の100MWのセティ水力(注19),パイオニア(注20)は,58MWのセティ・ナディ水力を,それぞれ視野に入れており,IL&FS(注11)は,4つのプロジェクト,ミャジ(注28)の17MWのガレスボール・ベニ水力(注22),27MWのミャジ第2水力(注23),12MWのパタンコーラ水力(注24)(ダルチュラ地区),67MWのカリガンダキ-タイプリアン水力(注25)を,地元企業と準備中である。

(注)B (1) 090607B Nepal, samaylive,(2) title: Another Indian company wins hydropower contract in Nepal,(3) http://www.samaylive.com/news/another-indian-company-wins-hydropower-contract-in-nepal/631736.html,(4) (Source: IANS),Published: Wed, 03 Jun 2009 at 15:33 IST,F Prev Next LBy Sudeshna Sarkar,Kathmandu,(5) PES Engineers,(6) Kalikot district,(7) 110MW Phulkot Karnali power project,(8) Karnali river,(9) Birahi Ganga Hydro project in Uttaranchal,(10) GMR,(11) Infrastructure Leasing and Financial Services (IL&FS),(12) Satluj Jal Vidyut Nigam (SJVN),(13) 300-MW Upper Karnali project,(14) 402-MW Arun III project,(15) 750-MW West Seti project,(16) Larsen and Toubro (L&T),(17) Lanco Infratech (LI),(18) Bhilwara Energy,(19) 100-MW Seti project in remote Bajhang district,(20) Pioneer Genco Ltd,(21) 58-MW Seti Nadi project,(22) 17-MW Galeswor-Beni project,(23) 27-MW Myagdi-2 project,(24) 12-MW Phatankhola project,(25) 67-MW Kaligandaki-Typlian project,(26) Phatankhola,(27) Darchula district,(28) Myagdi,(29)

今日の参考資料

●090607B Nepal, samaylive
ネパールの水力開発にインド企業4番手が110MWプロジェクトに名乗り
Another Indian company wins hydropower contract in Nepal
http://my.reset.jp/adachihayao/index090607B.htm
http://www.samaylive.com/news/another-indian-company-wins-hydropower-contract-in-nepal/631736.html

最近の関連資料

●090401B Nepal, uk.reuters
ネパールの水力開発でダハール首相がインドが鍵を握っている
India key to Nepali hydropower ambition, PM says
http://my.reset.jp/adachihayao/index090401B.htm
●090220C Nepal, thaindian.com
ネパールのアッパーカルナリの工事がGMRで再開
GMR trouble in Nepal resolved Menon
http://my.reset.jp/adachihayao/index090220C.htm
●090127B Nepal, thehimalayantimes
ネパール,100MW水力開発で,新基準を適用
New guidelines in place for 100 MW hydel project licences
http://my.reset.jp/adachihayao/index090127B.htm
●090126D Nepal, nepalmonitor
ネパールの水力開発には外国資本が必須
FDI in Nepal’s Hydropower Sector: A Focus on the Product
http://my.reset.jp/adachihayao/index090126D.htm
●081127B Nepal, thehimalayantimes
今日,ネパールとインドの総括協議,画期的な取り決めへ
Bilateral nod to update extradition treaty
http://my.reset.jp/adachihayao/index081127B.htm
●081125B Nepal, nepalnews
ネパール,民間資本,水力開発促進のための施策を要請
Govt must be clear on harnessing hydropower: Private sector
http://my.reset.jp/adachihayao/index081125B.htm


●海外関連連携ショップ
****************************************
楽天トラベル
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ec1bdf.dd6f0239.09ec1be0.045ab5f0/
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/
安心電脳倶楽部
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee31d6.05c86c0b.09ee31d7.57c47431/
Joshin web 家電とPCの大型専門店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee33ec.e3cc8613.09ee33ed.45a6abaa/
パソコンGPSショップ GPS販売の老舗、豊富な品揃えでお応えします。
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee3291.b7e0be95.09ee3292.951b7421/
****************************************

2009年6月6日土曜日

ベトナムの電力規制改革の乱れが問題

ベトナムの電力規制改革の乱れが問題
HPは下記ドメインです。YouTube動画,写真地図など見て下さい。
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/

知的送電網,スマートグリッドについては,先日も国内の離島で補助金を得て電力会社が実験を行う,と報道されたが,今日の報道では,米国のニューメキシコ州内の1,000世帯規模で実験を行い,日本の日立と東芝が,20~30億円の日本政府補助金で参加すると報じられている(注1)。記事では,「自然エネルギーが使いやすくなる知的送電網,スートグリッド」,と定義付けしている。情報とバッテリーがキーワードか。

ベトナムの電力の記事は,本当に頼りない。送電線や水力発電所を造らせれば,右に出るものはいないのに,改革や組織論になると,新聞記事も実に頼りない。タイやフィリッピンの記事はしっかりしているし,少なくとも英語表現や立法の世界では,フィリッピンは一流である。今日の記事のような馬鹿なことは,ベトナムだけだろう。電力損失の中に,末端の配電は入ってなかった,なんだ,そんなことでどうする,という感じ。

特に困るのは,政府と国家電力公社EVNが常に対立関係にあることだ。EVNは,電気料金を低く規制された上に,高いIPPの電気を強制的に買わされる,政府の補助金があるのだろうが,必ずしも理屈に沿って補助されているわけではなさそうで,EVNは常に反抗している。EVNを組織したときはその様な情勢は予想されていなかった。問題はやはり,IPPが参入してきた際の仕分けにあったのだろう。

日本政府も,円借款を中心に随分EVNの電源開発を支えてきたし,最初のうちは,電源開発計画など,JICAの支援が行われていた。電力改革という面ではADBや世界銀行が主導権をとるべきであろうが,円借款と一緒になった新しいJICAは,EVNの組織論も含めた,ベトナムの電力改革へ,大いに介入して行くべきだろう。

日本政府は,2020年までの温暖化ガス削減目標について,2005年比14%減の方向で調整に入ったと言う(注2)。出来るかどうか分からないが,中国や米国を土俵に上げるために,やむを得ないと言う。日本の温暖化ガスの大部分は,電力会社がその根元を握っている。電力会社が原子力の稼働率を,現状の60%から90%に上げるだけで,かなりの目標が達成できる。政府はそこに目を向けるべきだろう。

(注1) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090606AT1D0506J05062009.html
(注2) http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200906060101a.nwc

本文

●ベトナムは260MWのチュンソン水力で環境モニター

Trung Son Hydropower Project Management Board invites expressions of interest from consultants to provide independent environmental monitoring of resettlement for the 260-MW Trung Son hydroelectric project on Vietnam’s Ma River. Responses are due June 20, 2009.

ベトナム北部のタインホア県(注8)に流れ出るマ川(注6),その上流に,260MWのチュンソン水力プロジェクト(注5)の工事が進捗中である。このタインホア県(注8)では,14の水力発電所を推進中,という記事は最近出ていた。このチュンソン水力プロジェクト(注5)の建設本部(注4)が,移住環境に関する中立の専門家を募集している。募集期限は,2009年6月20日である。

このプロジェクト建設本部(注4)は,既に前回,アクセス道路と橋梁の社会環境移住関連の専門家を,既に雇用している。世界銀行は,この386百万ドルのチュンソン水力プロジェクト(注5)に対して,330百万ドルの融資を検討中で,56百万ドルは,EVN(注9)が準備する。チュンソン水力プロジェクト(注5)は,出力が260MW,ダムの高さが88m,年間発生電力が,10.55億KWhである。

チュンソン水力プロジェクト(注5)が求めている独立した専門家の業務範囲は,環境マネージメント計画(注11)との整合のモニターと,環境緩方法(注12)の効果の証明である。応募先は,チャンバンホアン氏(注10)である。期限は6月20日。

(注)A (1) 090606A Vietnam, hydroworld,(2) Vietnam seeks environmental monitoring for 260-MW Trung Son,(3) http://www.hydroworld.com/index/display/article-display/0966878854/s-articles/s-hrhrw/s-tendersandnotices/s-tenders/s-vietnam-seeks_environmental.html,(4) Trung Son Hydropower Project Management Board,(5) 260-MW Trung Son hydroelectric project,(6) Ma River,(7) World Bank,(8) Trung Son in Thanh Hoa Province,(9) Electricity of Vietnam (EVN),(10) Tran Van Hoan, Economic-Planning Department, Trung Son Hydropower Project Management Board, 25 Quang Trung St., Ngoc Trao Ward, Thanh Hoa 44000 Thanh Hoa Province, Vietnam; (84) 37-2480039; Cell: (84) 913-054718; Fax: (84) 37-3726335; E-mail: tranhoanatd2@gmail.com, P2.trungson@gmail.com,(11) environmental management plan,(12) mitigation measures,(13)

今日の参考資料

●090606A Vietnam, hydroworld
ベトナムは260MWのチュンソン水力で環境モニター
Vietnam seeks environmental monitoring for 260-MW Trung Son
http://my.reset.jp/adachihayao/index090606A.htm
http://www.hydroworld.com/index/display/article-display/0966878854/s-articles/s-hrhrw/s-tendersandnotices/s-tenders/s-vietnam-seeks_environmental.html

最近の関連資料

●090418A Vietnam, vietnamnews
ベトナム北部のバンチャット水力へ153百万ドル調達
EVN gets $153m for hydro-electric plant
http://my.reset.jp/adachihayao/index090418A.htm
●090212A Vietnam, vietnamnews
ベトナム,首相が水力など再生可能エネルギーの促進へ
PM approves renewable energy, power projects
http://my.reset.jp/adachihayao/index090212A.htm
●081119A Vietnam, vnbusinessnews
EVN,主要な水力プロジェクトは,2008年内に終了
Major power projects almost done
http://my.reset.jp/adachihayao/index081119A.htm


●ベトナムのEVNは許容損失を8%から9%に上げることを示唆

The Electricity of Vietnam (EVN) has presented a plan on minimising the electricity loss rate. However, what surprises everyone is that EVN is seeking permission to raise the rate to 9% from 8%. In 2005-2006, after realising that the electricity loss rate during transmission was overly high, the government asked EVN to apply necessary measures to reduce the rate to one digit.

ベトナムの電力は,水力発電所の建設など,どんどん進めて活気があるが,これが法制度など統制面からは穴だらけで,フィリッピンやタイなどの電力制度を見ていると,全くの発展途上国で,日本政府などはこの分野に少し支援の手を伸ばしてはどうかと思う。強力な電源開発の主体として組織されたEVN(注5)が反抗的で,なかなかまとまっていない。今日も電力損失の問題で,EVN(注5)が笑いものになっている。

電力損失を法規で規制することは困難であるが,底に,首相府令(注7)があるのがベトナムらしい。首相府令(注7)では電力損失を8%以下,としているのも係わらず,EVN(注5)が勝手に9%に上げた,というのである。2005~2006年には損失が大きく,政府は一桁にするようEVN(注5)に指示した。2006年には例の首相府令(注7)で8%が出された。

先週,2009年5月末に至って,産業通商省MIT(注8)は,急遽,2010年の目標を9%と発表したのである。現在のベトナムの供給力は,運転可能ベースで,14,500MWであるが,特に乾期は需給が間に合っていなく,常に停電しているが,2008年の電力損失は9.8%で,1200MWのホアビン発電所(注9)分に匹敵する。EVN(注5)は努力している,と言っており,2000年には145%であった,としている。

それでも,マレーシアやタイの6%,シンガポールの3%に比べると高い。産業通商省MIT(注8)内の規制委員会ERA(注10)は,EVN(注5)が十分な資料を出してこない,と不満がある。ここで問題となったのが,EVN(注5)の今までの損失統計の数字が,卸売りまでで,小売り段階のものが入っていない,と言うことが明らかになった,これでは眞の損失とは言えない,と関係者をあきれさせている。

EVN(注5)側は,5,000の町村と700万の世帯をそうやって管理するのか,と言っている。この末端では損失は25%に達する,とまで言っている。EVN(注5)が,末端での損失軽減対策を全く行っていないことに,批判が渦巻いている。

(注)B (1) 090606B Vietnam, english.vietnamnet,(2) title: EVN suggests raising permissible electricity loss rate,(3) http://english.vietnamnet.vn/biz/2009/05/848280/,(4) 17:24' 18/05/2009 (GMT+7),VietNamNet Bridge,VietNamNet/VnMedia,(5) Electricity of Vietnam (EVN),(6) electricity loss rate,(7) Prime Minister’s Decision No 276,(8) Ministry of Industry and Trade,(9) 1,200 MW Hoa Binh Hydropower Plant.,(10) Electricity Regulartory Authority,(11) Dao Minh Hien, Head of the Planning and Supply-Demand Supervision Division
under the Electricity Regulatory Authority,(12) Le Van Chuyen, Deputy Head of the Business and Power Development in Rural Areas under EVN

今日の参考資料

●090606B Vietnam, english.vietnamnet
ベトナムのEVNは許容損失を8%から9%に上げることを示唆
EVN suggests raising permissible electricity loss rate
http://my.reset.jp/adachihayao/index090606B.htm
http://english.vietnamnet.vn/biz/2009/05/848280/

最近の関連資料

●090304A Vietnam, glgroup
ベトナムの電力需給達成のためには何をなすべきか
VIET NAM Electricity Needs Aiming at Being Met
http://my.reset.jp/adachihayao/index090304A.htm
●090225B Vietnam, english.vietnamnet.
ベトナムの電力改革でEVNは反対の立場を表明
EVN does not want reform
http://my.reset.jp/adachihayao/index090225B.htm
●090106J Vietnam, english.vietnamnet
ベトナム,電気料金値上げ案,政府へ提出
Electricity price increase plan submitted to Government
http://my.reset.jp/adachihayao/index090106J.htm
●081207A Vietnam, thanhniennews
ベトナム,産業通商省,広範な電力改革を意図
Ministry eyes comprehensive power sector reform
http://my.reset.jp/adachihayao/index081207A.htm
●081203A Vietnam,english.vietnamnet
ベトナム通産省,電気料金システム競争原理導入を提案
CBP scheme to be applied for electricity pricing
http://my.reset.jp/adachihayao/index081203A.htm


●ベトナム中部のクアンナムのプロジェクトで中国人労務者300人

More than 300 unskilled Chinese workers are being employed on two power plant construction projects in the central province of Quang Nam, an inspectorate chief said Tuesday.

ベトナム中部での二つの発電所プロジェクトで,未熟練の中国人労務者が,300人以上働いていることが明らかになり,問題になっている。ビザの問題である。ただ,中国人は優秀で,未熟練労務者と言えども,大いに役立っている,と担当者達は評価している。最盛期には,500人から600人に達し,工事でも中国人が主力をなしているという。

ベトナム中部のクワンナム県(注5)の二つの発電所,ドンギアン地区のコン川水力プロジェクト(注6)の196人,ノンソン地区のノンソン火力プロジェクト(注7)の110人,などである。

(注)C (1) 090606C Vietnam, thanhniennews,(2) title: Quang Nam projects employ 300 Chinese laborers,(3) http://www.thanhniennews.com/society/?catid=3&newsid=49237,(4) Reported by Ho Trong,(5) Quang Nam province,(6) Kon River hydropower project in Dong Giang District,(7) Nong Son thermo-electricity plant in Nong Son District,(8)

今日の参考資料

●090606C Vietnam, thanhniennews
ベトナム中部のクアンナムのプロジェクトで中国人労務者300人
Quang Nam projects employ 300 Chinese laborers
http://my.reset.jp/adachihayao/index090606C.htm
http://www.thanhniennews.com/society/?catid=3&newsid=49237

●海外関連連携ショップ
****************************************
楽天トラベル
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ec1bdf.dd6f0239.09ec1be0.045ab5f0/
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/
安心電脳倶楽部
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee31d6.05c86c0b.09ee31d7.57c47431/
Joshin web 家電とPCの大型専門店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee33ec.e3cc8613.09ee33ed.45a6abaa/
パソコンGPSショップ GPS販売の老舗、豊富な品揃えでお応えします。
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee3291.b7e0be95.09ee3292.951b7421/
****************************************

2009年6月5日金曜日

ミャンマーのガスと水力で中国が内戦懸念 HPは下記ドメインです。YouTube動画,写真地図など見て下さい。 http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm 中国がミャンマーの水力開発を支援し,天然ガスのパイプラインを,ミャンマー南西部沖から,長躯,昆明まで敷設し

ミャンマーのガスと水力で中国が内戦懸念
HPは下記ドメインです。YouTube動画,写真地図など見て下さい。
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm

中国がミャンマーの水力開発を支援し,天然ガスのパイプラインを,ミャンマー南西部沖から,長躯,昆明まで敷設し,更に中東からの石油ガスを,ミャンマー沖に陸揚げして,昆明まで運ぶ構想について,ミャンマーの政治的安定をどの様に担保するのだろうか,大きな関心を持ってみているが,今日のアジアタイムスの記事は,中国が今やまさに崖の縁に手がかかっている状態ではないか,とまで考えられる。

問題は,北のカチン族と東のワ族である。特にワ族は,ワ族国民民主戦線UWSAを組織して,2万5千の武装兵員を擁していると言う。現状は,各地区とも停戦を合意した状態が続いているが,ミャンマーの軍事政権は,2010年にも全国の民主化選挙を予定しており,現在,各地区の軍司令官が,少数民族の武装グループと交渉を行っている。

2009年4月28日,軍事政権の出した条件は二つのいずれかで,一つは,武装グループをミャンマー正規軍に入れて国境警備に当たらせる,もう一つは,長老を引退させた上で政党を組織して選挙に参加させる,と言うことであり,回答期限を6月末としていたが,5月20日に至り,ワ族側から拒否されたようだ。彼等はあくまで政治的な独立を望んでいるという。

中国は難しい立場にあって,1989年のミャンマー共産党崩壊時,歴史的に国境の少数民族を支援しており,ワ族などは,地対空ミサイルは勿論,130mm砲まで持っていると言うし,中国人民解放軍が,兵員の訓練に当たっているという。中国は誠に難しい立場にあるが,クリントン国務長官がこの2月に,ミャンマー政策の見直し発言をしたことから,米国のこれからの動きを注視しているという。

中国は,北朝鮮と言い,ミャンマーと言い,本当にだだっ子のような国々を抱えて,悩みが尽きないことだろうと思う。それにしても,ミャンマー縦断ガスパイプラインは,世界のエネルギーの流れに大きく影響するプロジェクトであり,ミャンマーの行く末を図らずに進める中国も大変だが,どうも私の勘としては,スーチー女史偏重の西欧の考え方が,変更されるような予感がする。そうでないと,日本も米国もミャンマーに手も足も出ない。

本文

●ミャンマーの内戦の中に中国が引き込まれつつある

しかし考えてみたら,中国も米国と同様に,だだっ子政府を抱えて大変だ,と言うことがよく分かる。北朝鮮とミャンマーである。ミャンマーについては,まさに政権がいつ転ぶか分からない状態で,よくここまでお金がつぎ込めるものだ。目的は,ミャンマーの西南沖からのガスパイプラインであるが,果たして反政府グループを抱える北部,東部を乗り切って,パイプラインが通るものであろうか,随分勇敢な決断だと思ってみている。

今日の記事。世界がスーチー女史(注5)で騒いでいる中,北部,中国との国境付近では,また別のドラマが進行している。停戦合意州数民族グループ(注6)に対して,2010年総選挙を控えて,ビルマ正規軍との間で厳しい交渉が展開している。スーチー女史(注5)の問題には黙視を続けている中国だが,この北部と東部の停戦合意州数民族グループ(注6)の問題を,中国は避けて通ることが出来ない。

2009年4月28日,ミャンマー正規軍の司令官達(注8,13)が手分けして,停戦合意州数民族グループ(注6)に交渉を持ちかけた。ミートキーナ(注7)では,独立カチンKI(注9)のリーダー達,KIO/A(注10),カチン国民民主戦線NDA-K(注11)と,またラシオ(注14)では,MNDAA(注15),NDAA-ESSであるが,最も重要な相手,シャン州(注21)の東部,タンギアン(注20)でのワ族のUWSA(注19)との会談であった。

いずれのグループも赤軍の将軍達から同じ二つの条件を突きつけられた。ミャンマー正規軍の下に入って国境警備につくか,長老達は引退の上政党を組織して2010年の総選挙に参加する,このどれかというわけである。赤軍の下に入るに当たっては武器リストの提出や大隊組織の中での将校の正規軍よりの派遣,など厳しい条件付きであった。回答期限は,2009年6月末とされていた。

2009年5月20日に至り,ワ族のUWSA(注19)から拒否の回答があり,他のグループもUWSA(注19)に倣う情勢にある。前の提案,武器放棄と和平の交換,という条件よりはよいが,十分でなく,まだ現在の停戦状態をこのまま続ける方がよい,と言うことである。2008年5月の国民投票による憲法では,ワ特別自治区(注24)が保証されているが,UWSA(注19)を完全には満足させていない。

カチンもワ族も,いずれも独立国並みの扱いを要求しており,武器を手放すことに同意できない,それは,木材,翡翠,宝石,麻薬,武器などの魅力ある取引を逃したくないからであろう。2万から2万5千の軍隊を有するそれぞれのグループは,兵員や武器の調達など,戦闘の準備に走っている情勢である。UWSAに至っては,地対空ミサイル(注30)から130ミリ砲(注34)の重装備で,中国人民解放軍PLA(注35)の訓練を受けている。

中国政府は,ミャンマー軍事政権の最大の支持者だが,一方で,少数派グループは,中国の支援なしでここまでの抵抗を続けることは出来ないはずだ。中国の少数派グループへの支援には歴史的な事情があり,1989年の内乱においてミャンマー共産党BCP(注38)が非合法化して地下に潜り,地方の独立派を形成した時期から始まっている。これは中国の武器援助だけでなく,道路,水力,農業への支援にまで繋がっている。

中国は,この少数派グループの麻薬生産と取引については取り締まることにしており,その結果,このミャンマー辺境から麻薬が,タイ,ラオス,カンボジア,更にはベトナムまで広がっていく原因となっている。中国政府は,共産党解体後は軍事政権の後ろ盾となって,国際的にも,国連の舞台などで,懸命にミャンマーをかばう立場になってきている。楊外相のミャンマー訪問で,中国がミャンマーの政治的安定を望む立場を表明している。

また,最近の動きで,中国は米国新政府の対ミャンマー政策の成り行きを注視しているという。クリントン国務長官が,2009年2月に,対ミャンマー政策を見直す,と発言していることである。従来までは,人道的立場から米国は北辺の少数民族を支援してきたが,中国は,バランスの問題から,やはり少数民族派を更に支援する必要が生じている。そこで問題になるのは,この北辺の麻薬取引の問題である。

中国の眞の目的は,2008年にインドを打ち負かして獲得した,ミャンマーの30年間のガス取引契約の維持にある。そこで中国がもっとも恐れるのは,ミャンマーでの内戦の再発である。今回のUWSA(注19)の政府提案拒否は,中国と協議がなされた気配はない。それ故にミャンマーの将軍達の頭痛の種となってきている。軍事政権側は,UWSA(注19)の司令部のある中国国境の町,パンサン(注53)で会談を申し入れている。

(注)A (1) 090605A Myanmar, atimes,(2) title: China drawn into Myanmar's border strife,(3) http://www.atimes.com/atimes/Southeast_Asia/KE28Ae01.html,(4) By Brian McCartan,CHIANG MAI and BANGKOK, Thailand,(5) Nobel Peace Prize laureate Aung San Suu Kyi,アウン・サン・スーチー。(6) ethnic ceasefire groups,(7) Myitkyina,ミートキーナ,(8) Brigadier General Soe Win, the Northern Command commander,(9) Kachin Independence,カチン族,(10) Organization/Army (KIO/A),(11) National Democratic Army-Kachin (NDA-K).,(12) Shan State Army (North) (SSA-N),シャン族,(13) Major General Aung Than Htut, Northeastern Command commander,(14) Lashio,ラシオ,(15) Myanmar National Democratic Alliance Army (MNDAA),日本語,(16) Brigadier General Win Maung,(17) National Democratic Alliance Army (Eastern Shan State) (NDAA-ESS).,国民民主戦線,(18) Lieutenant-General Ye Myint,(19) United Wa State Army (UWSA),ワ族,(20) Tangyan,(21) Shan State,シャン州,(22) 2010 elections,(23) May 2008 referendum,住民投票,(24) Wa Self-Administered Divisions,ワ特別自治区,(25) Bao Youxiang, chairman of the UWSA,(26) autonomous prefecture,(27) Wa government,(28) A Kachin State Progressive Party,(29) March 2008 Jane's Intelligence Review report,(30) anti-aircraft artillery,(31) surface-to-air missiles,(32) Chinese HN-5N.,(33) 120mm howitzers,(34) 130mm field artillery,(35) Chinese People's Liberation Army (PLA),(36) Lieutenant-General Khin Nyunt, the former spy chief and architect of the ceasefires,(37) Major General Kyaw Phyoe, the Golden Triangle commander in Myanmar's northeast,(38) Burmese Communist Party (BCP),(39) methamphetamines,(40) United Nations Security Council,(41) Chinese Foreign Minister Yang Jiechi,(42) Myanmar General Tin Aye,(43) PLA chief of staff Chen Bingde,(44) US Secretary of State Hillary Clinton,(45) George W Bush administration,(46) Shan Women's Action Network (SWAN),(47) Charm Tong, chairwoman of SWAN,(48) US Justice Department,(49) Wei Hsueh-Kang, perhaps Myanmar's most notorious drug trafficker,(50) oil and gas concession off Myanmar's southwestern coast,(51) Yunnan province,(52) Malacca Straits,(53) Panghsang,(54)
.
今日の参考資料

●090605A Myanmar, atimes
ミャンマーの内戦の中に中国が引き込まれつつある
China drawn into Myanmar's border strife
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm
http://www.atimes.com/atimes/Southeast_Asia/KE28Ae01.html

最近の関連資料

●090411C Myanmar, irrawaddy
ミャンマーのシャン州は不穏な空気が漂いつつある
Shan State ‘Extremely Unstable’ Researchers
http://my.reset.jp/adachihayao/index090411C.htm
●090401A Myanmar, news.alibaba
ミャンマーのイラワジ川の水力とパイプラインに中国が支援へ
Myanmar gets China's help for hydropower project
http://my.reset.jp/adachihayao/index090401A.htm
●081126B Myanmar, mmtimes
ミャンマー,シャン州のラシオ,観光客を惹き付けるか
Can Lashio draw tourists to Shan State
http://my.reset.jp/adachihayao/index081126B.htm

●海外関連連携ショップ
****************************************
楽天トラベル
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ec1bdf.dd6f0239.09ec1be0.045ab5f0/
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/
安心電脳倶楽部
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee31d6.05c86c0b.09ee31d7.57c47431/
Joshin web 家電とPCの大型専門店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee33ec.e3cc8613.09ee33ed.45a6abaa/
パソコンGPSショップ GPS販売の老舗、豊富な品揃えでお応えします。
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee3291.b7e0be95.09ee3292.951b7421/
****************************************

2009年6月3日水曜日

パキスタンへの対応を誤った米国

パキスタンへの対応を誤った米国
HPは下記ドメインです。YouTube動画,写真地図など見て下さい。
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm

このところ測量作業が続いて更新が出来ず,誠に申し訳ありません。一言だけ送らせて下さい。上のホームページには,パキスタンの北西辺境州,スワット渓谷のタリバンとの対決が,2分余りの動画でまとめられています,見て下さい。オバマ大統領は,クリントン国務長官を帯同して,サウジアラビア,エジプト,ドイツ,フランスの4カ国歴訪に向け,首都ワシントンを出発した。

皆さんも気が付いておられると思うが,オバマ大統領は,明らかに外交の始まりで躓いている。GMで忙しかったと言うこともあるが,素人から見ても,北朝鮮で機先を制することが出来なかった,出だしを誤らなければ,核実験を防ぐことが出来たかも知れない,そうして,核保有国とならなかったかも知れない,クリントン長官との連携も悪かった。

もう一つ誤ったのは,パキスタン情勢だ。ザルダリ大統領のタリバンとの不戦の約束を破らせて,パキスタンを混乱に陥れた。パキスタンは,これからアフガニスタンをコントロールするための重要な拠点として,ワシントンにザルダリ大統領を招いて,援助を約束し,日本政府もその支援に動くところだったが,JICA緒方理事長をして,私たちは中に入れませんから,と言わしめた。

宮崎正之氏のメルマガ(注)二もあるとおり,パキスタンに於ける中国の米国への協力が行われていない,インドとの関係からパキスタンの核は中国から支援されたとされている。パキスタンについて,米国はパキスタンが無政府状態の混沌にあり,ますます反米感情が激化していることに,コン亜はずではなかった,と衝撃を受けている,と宮崎氏の表現である。核兵器の管理が大きな懸念になってきている。

アジアのエネルギーにとってもパキスタンは重要な国であり,インドの水力開発も,中国やパキスタンとの連携なくして進まない。我々としても大いに気になるところだが,地球温暖化よりももっと緊急の問題,北朝鮮も含めた核の拡散の問題が,これからのオバマ大統領とクリントン長官の動きが大きな焦点となってきた,アジアのエネルギーと無縁の問題ではない。

(注) http://www.melma.com/backnumber_45206

関連記事

●090603A Pakistan, pakobserver
パキスタンのギラニ首相がカシミールが南アジア安定の鍵
Kashmir holds key to peace in S Asia PM
http://pakobserver.net/200906/03/news/topstories04.asp
●090524 Pakistan, dawn
パキスタンのアシュラフ大臣がカラバーダム放棄と
Kalabagh dam scrapped, says Pervez Ashraf
http://www.dawn.com/wps/wcm/connect/dawn-content-library/dawn/news/pakistan/12-kalabagh-dam-scrapped-says-pervez-ashraf--bi-08
●090520 Pakistan, thenews
パキスタンのPEPCOが300MW新規電源投入
Pepco adds 300 MW to power grid
http://www.thenews.com.pk/print1.asp?id=178578


●海外関連連携ショップ
****************************************
楽天トラベル
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ec1bdf.dd6f0239.09ec1be0.045ab5f0/
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/
安心電脳倶楽部
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee31d6.05c86c0b.09ee31d7.57c47431/
Joshin web 家電とPCの大型専門店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee33ec.e3cc8613.09ee33ed.45a6abaa/
パソコンGPSショップ GPS販売の老舗、豊富な品揃えでお応えします。
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee3291.b7e0be95.09ee3292.951b7421/
****************************************

2009年6月1日月曜日

メコン河委員会が本流ダム開発に介入

メコン河委員会が本流ダム開発に介入
HPは下記ドメインです。YouTube動画,写真地図など見て下さい。
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm
パソコンGPSショップ GPS販売の老舗、豊富な品揃えでお応えします。
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee3291.b7e0be95.09ee3292.951b7421/

1989年6月4日,今から20年前のこの日は天安門事件が発生した日である。私は,1988年8月にJICAの専門員になっているので,このときのことは克明に覚えている。もう,中国の政治体制は崩壊する,という瀬戸際で,私もプロジェクトを一つ抱えていたが,棚上げとなり,テレビで成り行きを真剣に見つめていた。軍が二つに割れる可能性があって,内戦となる懸念が強かった。パナソニックが最後まで現地に踏みとどまったのが印象的。

更に印象が強いのは,民衆のデモが押さえ込まれて,中国はしばらく国際的な制裁の下にあったが,国際世論に抗して日本政府がいち早く制裁を解除した。1992年のベトナム制裁解除と併せて,日本政府の滅多に見られない決断力であった。天安門の制裁解除後,経済支援のミッションで最初に入ったのは,私たちの,通産-外務-JICAーOECFの電力調査団だったと思う。

空港に到着すると同時に,中国政府の関係者が駆けつけて,入国手続きから荷物の運搬まで,全部やってくれたことを思い出す。十三陵揚水,九江火力,天生橋水力,などが対象であったが,当時の中国の発電設備は,80,000MWで今の殆ど10分の一で,何としても日本の円借款が,電源開発のために必須であった。地方を回り,出国するまで,いいというのに,自分の荷物を持たせてもらえなかった。

それから中国の電源開発への大行進が始まったが,メコン上流のダム開発の初期には,円借款の要請がなされていた。今は,既にメコン上流に3つのダムが存在し,更に大貯水池を持つ小湾ダムが完成しつつある。この小湾ダムは,上下流が協力して運用すれば,メコン下流国の渇水期の流量を増やすことが出来る,と私は言い続けてきた。

今日のメコン河の記事は,メコン本流のダム開発について全く死に体であったメコン河委員会が,下流域での民間企業の活発な動きに,何らかの行動を起こさざるを得なくなって,バード事務局長のアナウンスとなったわけである。今問題になるのは,コーンの滝のドンサホン水力と,ビエンチャン上流の低ダム,1,200MWのサヤブリ水力である。この動きに,メコン河委員会は,直接検討に入るという。

これは,メコン下流国政府,タイ,カンボジア,ラオス,ベトナム,の首脳が適切な判断が出来るだけの資料を提供するため,としているが,こうなると,上流の中国のダムは除く,などと言ってはおれなくなる。当然,中国政府や中国企業との関係が必要となる。ランサン川は中国領内,と断言している中国との対話がどうなるか,関心のあるところである。中国は,水力は再生可能エネルギーとの声も大きくしている。

中国の水力を,温暖化ガス取引,CDMの対象にすることに,EUが反対しているが,国連は既に,250,000MWクラスの大水力をCDMプロジェクトとして承認している。今日の報道では,2008年の世界の二酸化炭素(CO2)排出量取引額が,2007年の2倍,1,260億ドル,約12兆円相当,となったと報じている。2012年までの世界の取引炭酸ガスは16億トンとなり,日本が4億トンを買い取らなければならない,と予想されている(注)。

(注) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090601AT2M3000B01062009.html


本文

●メコン河委員会が上流も含めた本流ダム開発を検討へ

先日,2009年5月29日,報告したように,2009年6月4~5日に,ベトナム南部のホーチミンでメコン電力サミット(注5)が,民間の主宰で,保池9ミンで開催されるが,その場で,1,200MWのサヤブリ水力(注17)の建設に関する民間からの提案というか,説明がなされる。このまま黙したままでは,まさにメコン河委員会MRC(注26)の存在意義が問われるところだ。

メコン河委員会MRC(注26)と言うのは,UNDPに支えられながら,中国とミャンマーを除く下流のメコン流域国,タイ,カンボジア,ラオス,ベトナムの4カ国によって組織された地域の国際機関である。歴史は古いが,カンボジアの復帰と同時に,1995年,改めて組織を固めて再発足している。その時に交わした同意書が,1995年メコン合意(注16)である。

その1995年メコン合意(注16)の中で,支流開発については単なる通知でよいが,本流開発と流域外への分流については,加盟国の間で協議を行う必要がある,と取り決めている。上流の中国領内のダム開発については,MRC(注26)だけではなく,下流国政府も,ただ手を拱いて見守っているしかなかった。実際,メコン河委員会MRC(注26)は,開発について殆ど死に体であった。

気候変動の問題も絡んで水力開発が見直されてきて,諦められてきたメコン下流の本流ダムについて,民間資金がうごめきだした。つい最近までは,メコン河委員会MRC(注26)も黙りを決め込んでいたが,ことここに至っては,メコン河委員会MRC(注26)のバード事務局長(注8)も立ち上がらざるを得なくなってきて,本日のMRC(注26)の公式のアナウンスとなったわけである。中国領も含めて,具体的な調査に係わって行くと。

バード事務局長(注8)の言い方は,中国領内も含めたダム開発の企業体からの情報を分析し,それを下流4カ国政府に伝え,下流国政府の正しい判断を助ける,と言うもので,MRC(注26)が特に注目しているのは,魚類の移動,水生生物への影響,浸食や栄養流失に関係する流砂,の問題だと言っている。これでは環境NGOと同じ立場になるが,一方で,エネルギーの重要性とダムが果たす流水への便益も,触れた発言である。

(注)A (1) 090601A Mekong, saigon-gpdaily,(2) title: Mekong body starts evaluating mainstream dams,(3) http://www.saigon-gpdaily.com.vn/National/2009/5/71218/,(4) Mekong River Commission (MRC),(5) Mekong River,(6) Mekong hydropower development,(7) Mekong River Commission Secretariat,(8) Jeremy Bird, Chief Executive Officer of the MRC Secretariat,(9) lower Mekong basin,(10) economic, environmental and social sustainability,(11) Lancang-Mekong River,(12) strategic environmental assessment,(13) intergovernmental body,(14) breathing space,(15) dialogue partners,(16) Mekong Agreement 1995,(17) Yunnan Province in China,(18) Lancang River,(19) feasibility study,(20) fish passage and migration,(21) aquatic habitats,(22) sediment flow leading to erosion and loss of nutrients,(23) Electricity Generating Authority of Thailand (Egat),(24) Mekong Power Summit on 4-5 June 2009,(25) Xayaburi Hydropower Project 1260MW,(26) メコン河委員会MRC,(27)

今日の参考資料

●090601A Mekong, saigon-gpdaily
Mekong body starts evaluating mainstream dams
http://www.saigon-gpdaily.com.vn/National/2009/5/71218/

最近の関連資料

●090529A Mekong, emediawire
メコン河電力サミットが開催され流域の開発調整が行われる
Regulatory Complexities To Be Addressed At Mekong Power Summit
http://my.reset.jp/adachihayao/index090529A.htm
●090428B Mekong,mizzima
メコン河本流のダム開発について環境グループの懸念
Environmentalists worried over impact of Mekong damning
http://my.reset.jp/adachihayao/index090428B.htm
●081215A Mekong, bernama
メコン河委員会,気候変動との戦いに参戦へ
MRC To Cooperate With Start On Combating Climate Change
http://my.reset.jp/adachihayao/index081215A.htm
●081204B Mekong, phnompenhpost
メコン河委員会のダムに対する見解について
Dam wrong about Mekong River Commission's role
http://my.reset.jp/adachihayao/index081204B.htm
●081119E Laos, phnompenhpost
環境フォーラム,ラオスの南のダムは,下流に濁水被害
Lao dams muddying the waters
http://my.reset.jp/adachihayao/index081119E.htm

●海外関連連携ショップ
****************************************
楽天トラベル
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ec1bdf.dd6f0239.09ec1be0.045ab5f0/
旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee30fe.7cd4d7ec.09ee30ff.03ee8b2a/
安心電脳倶楽部
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee31d6.05c86c0b.09ee31d7.57c47431/
Joshin web 家電とPCの大型専門店
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee33ec.e3cc8613.09ee33ed.45a6abaa/
パソコンGPSショップ GPS販売の老舗、豊富な品揃えでお応えします。
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/09ee3291.b7e0be95.09ee3292.951b7421/
****************************************